●作品のモチベーション・何故作ろうと思ったか？

冷え切ることが予想される時期に、マイナスな気持ちを持ちやすい駅付近で行き交う人々の心を温かくしたいと考えました。身も心も温まってもらうために、これまでの人生において経験した温かい思い出や新年の抱負を書いてもらい、カイロを配ろうという考えに至りました。

 

●作品を作ってみて・展示をしてみて何が見えてきたたか？

名鉄バスのハイキングの日程と重なり、多くの年配の方にメッセージを書いていただきました。その時に、ありがとう、助かった、など多くの声かけをいただき逆にこちら側の心が温かくなりました。メッセージを書いてもらう行為はハードルが高く、ただ無料配布するのとメッセージを書いてもらってカイロを配布するのとでは足を止める人の割合に大きく差がつくことがわかりました。途中、暴風で書いていただいたメッセージカードが全て飛ばされるというアクシデントがありましたが予定より早く300個カイロを配ることができ、予想よりもたくさんの人が足を止めてくださったことがとても嬉しかったです。（水越）

 

今回実際にカイロを配る、ということをしてみて、立ち止まって何か行為をする、ということが非常にハードルが高いことなのだなと感じました。無料でカイロを配っています、とすると受け取ってくれますが、メッセージを書いていただいた方に、と添えると一気に受け取ってくださる方が減ってしまいました。なので途中から配り方を変えて、何をしてるの？と聞いてくださったかたにメッセージカードについて説明させていただく流れにしました。このように実際にやってみないとわからないことが多くありました。その中でも嬉しかったことは、たくさんの人と出会い、話を聞き、時には温かい言葉をいただけたことです。YouTube活動をしている方に出会ったり、お年寄りの方にあなたの笑顔であたたかくなるわと言っていただけたり、小さな子供にありがとうとニコニコで言ってもらえたり、、、企画をして実行するまでの間たくさんの大変なことがありましたが、実際にやってみてもちろん多くの改善点や問題点はありましたが、それと同時に多くの人と関わることができて当日の寒さも忘れてしまうほど心の底からあたたかくなりました。また機会があれば、このようなイベントを是非企画したいと思います。最後に、水越さんと出なければこの企画は成功しませんでした。この先も共に成長する仲間としてこれからも仲良くしていけたらなと思っています。今回の企画に関わってくださった皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。（高桑）